胃や肝臓などと比べると、あまりなじみのない臓器なのかもしれませんね。
しかし、人間の身体にとってはとても大切な役割をしている消化器のひとつなのです。
胆のうは、大きさも形もナスによく似ている袋状の臓器で、肝臓の下に隠れるように位置しています。
肝臓から胆のうへ続く間を、順に、左右の肝管、総肝管、胆のう管といい、胆のうから十二指腸へと続く間を、胆のう管、総胆管といいます。また、胆のうと胆管は胆汁の通り道であり、まとめて「胆道」と呼ばれます。
日本人の胆のうの平均的な大きさは、長さが約8cm、容積は50〜60mlですが、場合によって、3倍近くも膨らむことができます。
肝臓がつくりだす1日約500〜600mlもの胆汁を蓄え、濃縮し、十二指腸へ送り出すのが胆のうです。
胆のうの病気には、「胆石」「胆のう炎」「胆のうポリープ」「胆のうがん」などがありますが、特に「胆石」は増加傾向にあり、成人の10人に1人に胆石があるともいわれています。
これは、生活習慣が欧米化して、脂肪の摂取量が増えたことと、超音波検査が普及してきて、症状がなくても検査で偶然見つかった、という方が増えたためと思われます。
余談ですが、時代劇で、道中の町娘などが「持病の癪(しゃく)が・・・」とうずくまり、カッコイイお侍に助けてもらう、というシーンがありますが、これは、胆石発作なのでは・・・と考えられているのだとか。
胆石は昔からあったのですね。

